大手IT企業のアマゾン・ドット・コムとグーグルを傘下に置く持ち株会社は、先月までの3か月間の決算を発表し、好調な広告事業やクラウドサービス事業に支えられて、ともに大幅な増収、増益となりました。
アメリカのアマゾン・ドット・コムが25日に発表した、ことし7月から先月までの3か月間の決算によりますと、売り上げは前の年の同じ時期に比べて29%増えて、565億7600万ドル(およそ6兆3000億円)、最終的な利益は11倍以上に増えて、28億8300万ドル(3200億円余り)でした。
これは主力のネット通販のほか、インターネット経由でデータの保存などを行うクラウドサービスの事業が好調だったためです。
一方、グーグルを傘下に置く持ち株会社のアルファベットの先月までの3か月間の決算は、売り上げが前の年の同じ時期に比べて21%増えて、337億4000万ドル(およそ3兆7000億円)でした。
また最終的な利益は91億9200万ドル(1兆円余り)となり、36%増えました。
主力の広告事業が好調だったほか、こちらもクラウドサービスの事業の伸びに支えられました。注目の大手IT企業の決算は、来週、フェイスブックやアップルの発表が相次ぎます。
-- NHK NEWS WEB