前日の取り引きで大幅な下落となったニューヨーク株式市場は、25日、大手IT企業・マイクロソフトの決算が市場の予想を上回ったことなどから、一転して買い戻しの動きが広がり、ダウ平均株価は一時、500ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
ニューヨーク株式市場は、前日の取り引きで米中の貿易摩擦など、世界経済の先行きへの不透明感などから、ダウ平均株価が600ドルを超える大幅な下落となりました。
一方、25日の取り引きでは、大手IT企業・マイクロソフトの決算が市場の予想を上回ったことなどから、一転してハイテク関連の銘柄などに買い戻しの動きが広がりました。
このため、ダウ平均株価は一時、500ドル以上値上がりしました。終値では前日より401ドル13セント高い、2万4984ドル55セントでした。
市場関係者は「前日の大幅な値下がりの反動でひとまず買い戻しの動きが広がったが、米中の貿易摩擦が景気に与える影響を見極めたいという投資家も多く、当面、最高値を更新した今月初めまでのような株価の上昇は見込めないのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB