大阪市に本社があり、「ベルメゾン」のブランドで通信販売を行っている「千趣会」は、ネット通販大手との競争で業績の悪化が続いているとして、従業員の15%程度に当たる280人の希望退職者を募集することになりました。経営責任を取って社長も辞任し、新たな体制で業績の回復を目指すとしています。
大阪 北区に本社がある「千趣会」は、「ベルメゾン」のブランドで、主にカタログを使って服や家具などの通信販売を行っています。
ここ数年はネット通販大手の拡大で業績が低迷し、去年1年間の決算で最終損益が110億9000万円の赤字になったのに続き、26日に発表したことし1月からの9か月間の決算でも46億2300万円の赤字となりました。
これを受けて、合理化のため、従業員の15%程度に当たる280人の希望退職者を募集すると発表しました。
去年11月にも50人の希望退職者を募集していて、このときは134人が応募しました。
さらに、経営責任を取って星野裕幸社長が今月31日付けで辞任し、後任に梶原健司取締役が昇格するほか、今の本社ビルを売却するとしていて、会社では今後、新たな体制で業績の回復を目指すとしています。
-- NHK NEWS WEB