「オリックス」は、不動産大手の「大京」に対しTOB=株式の公開買い付けを行い、完全子会社化すると発表しました。不動産事業を強化する狙いで、大京は株式の上場が廃止となる見通しです。
発表によりますと、オリックスは、現在、67%余りの株式を保有する子会社の大京に対して、今月29日からTOBを行い、すべての株式の取得を目指します。
取得にかかる費用はおよそ770億円で、TOBが成立すれば大京は東京証券取引所1部の上場が廃止になる見通しです。
オリックスは、平成17年に、当時、産業再生機構の支援のもとで経営の再建を進めていた大京のスポンサーとなり、4年前に子会社にしていました。
今回の完全子会社化で、土地や物件の情報共有などオリックスみずからの不動産事業との連携を強めていきたいとしています。
-- NHK NEWS WEB