26日のニューヨーク株式市場は、貿易摩擦の影響など、景気の先行きに対する不透明感が強まったとして、ダウ平均株価は、前日に比べて大幅に値下がりして取り引きされています。
今週も、荒っぽい値動きとなっているニューヨーク株式市場ですが、株価をけん引するIT関連企業の好調な業績もあって、前日の25日は、大きく値上がりしました。
ところが、このうち、大手IT企業のアマゾンが、年末商戦を含む今後の売り上げについて市場の予想を下回る見通しを示したことなどから、中国との貿易摩擦への懸念も加わって、再び、景気の先行きに対する不透明感が強まり、売り注文につながっています。
ダウ平均株価は、一時、前日に比べて500ドル以上下落するなど、大きく値下がりして取り引きされています。
市場関係者は「朝方に発表されたアメリカの経済成長率は高い伸びだったが、市場では、マイナスの要因に注目が集まるようになっており、いったん利益を確保しようという売り注文も多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB