安倍総理大臣は、日本を訪れているインドのモディ首相とともに、山梨県にある富士五湖の一つ山中湖で、紅葉の景色を楽しんだあと、昼食を取りながら会談し、経済面も含めた2国間関係の強化などについて意見を交わしました。
安倍総理大臣は、28日昼すぎ、日本を訪れているインドのモディ首相を、富士五湖の一つ、山中湖の湖畔にあるホテルで出迎えました。
両首脳は、ホテルの中庭を散策し、あいにく富士山は、雲がかかって見ることができなかったものの、湖や紅葉しはじめた木々の景色を楽しみました。
この後、両首脳は、ホテル内で昼食を取りながらおよそ1時間半にわたって会談し、安倍総理大臣が、27日までの中国訪問について説明したほか、経済面も含めた2国間関係の強化について意見を交わしました。
また、北朝鮮の非核化に向けて協力していくことで一致しました。
日本とインドの首相は、2005年から相互訪問を続けていて、モディ首相の日本訪問は、おととし11月に続いて3回目となります。
このあと両首脳は、産業用ロボットメーカーの工場をそろって視察し、夕方には、山梨県鳴沢村にある安倍総理大臣の別荘で、非公式の夕食会に臨むことにしています。
安倍総理大臣がみずからの別荘に外国の要人を招くのは初めてで、モディ首相との個人的な信頼関係をさらに強化したい考えです。
-- NHK NEWS WEB