北海道で、宅配会社とJRそれにタクシー会社が連携して荷物を運ぶ、「貨客混載」の取り組みが来年から始まることになりました。宅配と鉄道、タクシーの3者が連携するのは、全国でもあまり例がないということです。
新たな連携を始めるのは、宅配大手の「佐川急便」とJR北海道、それに北海道北部の幌延町に本社がある「天塩ハイヤー」の3社です。
この取り組みでは、佐川急便が集めた荷物を日本最北端の稚内駅に持ち込み、およそ50キロ離れた幌延町までJRが普通列車で運んだあと、タクシーで家庭や事業所に宅配します。
宅配会社にとってはドライバーの負担軽減になるほか、JRやタクシー会社にも過疎化で乗客が減る中で新たな収入を得られるメリットがあります。
-- NHK NEWS WEB