東京のウェブサイト制作会社が売り上げの一部を除外して消費税を少なく申告するなどの手口で合わせておよそ6700万円を脱税したとして東京国税局から告発されました。
告発されたのは東京・渋谷区にあるウェブサイト制作会社「ティーアンドエス」と稲葉孝政社長(61)です。
関係者によりますとこの会社は、大手通信会社や金融機関からウェブサイトの制作などを請け負っていますが、売り上げの一部を除外して消費税を少なく申告したり従業員の給与から天引きした源泉所得税の一部を納めなかったりしていた疑いがあるということです。
東京国税局はこの会社が平成26年から去年までに消費税や源泉所得税など合わせておよそ6700万円を脱税したとして、消費税法違反などの疑いで東京地方検察庁に告発しました。
不正に得た資金は会社の運営費に充てられていたということです。NHKの取材に対して会社の代理人の弁護士は「国税当局の指摘を受け、修正申告と納税を済ませました。今後はこのようなことが起きないようにしたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB