鳥取県米子市のベンチャー企業がVR=バーチャルリアリティーの技術を使って、お年寄りが自宅などにいながら店舗にいるような感覚で買い物ができるサービスを開発しました。
開発したのは、米子市のベンチャー企業「KTU」で29日、サービスのお披露目が行われました。
VRの技術を活用したこのサービスは、実際のスーパーマーケットの陳列棚をテレビ画面に映し出し、品定めができるようになっています。
客は、パソコンやタブレットでほしい商品を選んで購入する仕組みで、取り扱う商品は肉や野菜といった生鮮食品から日用品までおよそ1500点あり、保冷コンテナに詰められたあとその日のうちに届けられます。
開発した会社では、まずは1人での買い物が難しいお年寄りが通う福祉施設で来月からサービスを開始する予定で、今後は、近くにスーパーがないいわゆる「買い物弱者」向けのサービスも展開したいとしています。
開発した会社の田邊貴翔取締役は「自分で買い物に行けない方でもスーパーに行った気分で買い物をしていただけるので自分の目で確認しながら楽しんでもらいたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB