30日午前、広島県呉市の住宅で78歳の女性が血を流して死亡しているのが見つかり、警察は胸に刃物のようなもので刺された傷があることから殺人事件として捜査を始めました。
30日午前9時すぎ、呉市広多賀谷の住宅で「女性が倒れていて、意識や呼吸がない」と、この家を訪ねた近所の男性から消防に通報がありました。
消防や警察が現場に駆けつけたところ、1階の台所で、この家に住む会社役員の神垣雅子さん(78)が血を流して倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
警察は、神垣さんの胸に刃物のようなもので刺された傷があることから、殺人事件として捜査を始めました。
警察によりますと、近所の男性が訪ねた際、玄関の鍵はかけられておらず、室内に荒らされたような跡はなかったということです。
神垣さんは70代の夫と2人で暮らしていて、夫は病気で寝たきりの状態で、当時2階の部屋にいたということです。
現場は、JR呉線の新広駅から200メートルほど南側の川沿いにある住宅で、警察は現場の状況を詳しく調べるとともに、付近で不審な人物が目撃されていないか、聞き込みなどを進めています。
-- NHK NEWS WEB