大手電力各社は、ことし12月の電気料金をそろって値上げします。火力発電の燃料となる石油や天然ガスの輸入価格が上昇しているのが要因です。
各社の発表によりますと、ことし12月の電気料金は使用量が平均的な家庭で、
▽中部電力は55円、
▽東京電力は47円、
▽東北電力は39円、
▽中国電力は36円、
▽関西電力は34円、
▽九州電力が33円、
▽沖縄電力が31円、
▽四国電力が26円、
▽北陸電力が18円、
▽北海道電力が9円、の値上げとなります。
これは、火力発電の燃料となる石油や天然ガスなどの輸入価格の上昇が続いているためです。
大手10社すべてが値上げするのは5か月連続で、去年の同じ時期と比べ、沖縄電力では680円余り、東京電力では620円余り上昇するなど、家計の負担が増えています。
また、都市ガス大手も天然ガスの輸入価格の上昇を受けて、4社すべてが12月のガス料金を値上げします。
値上げ幅は使用量が平均的な家庭で、
▽大阪ガスと東邦ガスが46円、
▽東京ガスが44円、
▽西部ガスが34円となっていて、この1年間で月の負担が300円前後増えています。
-- NHK NEWS WEB