地震や台風などで大規模な停電が相次いだことを受けて、東京電力は今後、3年をかけてすべての送電線や配電線の点検を進める方針を明らかにしました。
全国的に地震や台風などによる大規模な停電が相次いだことを受けて、大手電力各社は、経済産業省から火力発電所や被害を受けた地域の送電線などについて、緊急に点検するよう要請されています。
これについて東京電力は30日の中間決算の発表の中で、緊急の点検の結果、ボイラーなど、火力発電所の設備に問題は確認されなかったほか、台風の被害地域の送電線についても異常は見つからなかったとしました。
ただ、災害への備えには万全を期す必要があるとして、緊急点検の対象以外に範囲を広げ管内のすべての送電線や配電線について、今後、3年間かけて異常がないか、現場での点検を進める方針を明らかにしました。
-- NHK NEWS WEB