行政改革をめぐって、自民党の推進本部は「小さく効率的な政府を実現すべきだ」として、厚生労働省を含む中央省庁の再々編などを検討するチームを設置し、議論を本格化させることになりました。
自民党の行政改革推進本部は先の内閣改造などを受けて塩崎元厚生労働大臣が新たに本部長に就任し、今後の議論の進め方をまとめました。
それによりますと「国民の行政に対する信頼を回復するためにも、今こそ改めて抜本的な行政改革を行い、小さく効率的な政府を実現すべきだ」としています。
そして、特に業務量が多いと指摘される厚生労働省を含む中央省庁の再々編について検討するチームを設置するとしています。
また、社会保障の利便性を向上させるため年金の加入者に毎年通知される「ねんきん定期便」の見直しなど具体策を検討するチームを設けるほか、国立大学の研究開発力や国際競争力を高めるための改革を検討するチームを発足させるとしています。
推進本部は来月1日、幹部会合を開いてこうした方針を示し、議論を本格化させることにしています。
-- NHK NEWS WEB