広島県呉市の住宅で先月30日、78歳の会社役員の女性が胸を刺されて殺害されているのが見つかった事件で、女性がふだん着姿で、手には抵抗した際にできたとみられる切り傷があったことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は、犯人ともみ合った末に殺害されたとみて調べています。
広島県呉市の住宅で先月30日午前9時ごろ、この家に住む造船関連の会社役員、神垣雅子さん(78)が、刃物のようなもので胸を刺されて死亡しているのが見つかりました。
住宅は、会社事務所も兼ねていて、警察は先月29日から30日朝までの間に殺害された可能性があるとみて捜査しています。
神垣さんは、寝たきり状態の夫と2人暮らしで、警察によりますと、夫は、事件に気づかなかったとみられるということです。
捜査関係者によりますと、神垣さんは台所で、ふだん着姿で倒れ、手には抵抗した際にできたとみられる切り傷があったということです。
警察は、犯人ともみ合った末に刺されたとみて、詳しい状況を調べるとともに、部屋から無くなったものがないかについても捜査しています。
-- NHK NEWS WEB