女性用のスーツの需要が高まる中、スーツの販売を手がける「AOKI」は、短時間に多くの人のサイズを測ることができる新型の機器を使って、より体型に合うという新たな女性用のスーツを発売しました。
この会社では、体型にあった女性用のスーツの開発を進めようと、アメリカのベンチャー企業が開発した最新の機器を導入し、40代から50代を中心に女性500人の体型を調べました。
機械は高さおよそ2メートルの箱形で、人が中に入ると赤外線センサーで全身を立体的に採寸し、わずか4秒で首回りや肩幅など400以上のデータを計測することができるとしています。
これによって、女性用のスーツのサイズを6種類から11種類まで増やすことができ、より体型に合うスーツを提供できるようになったと説明しています。
責任者の中川勲部長は「女性の管理職も増えるなど、スーツに対するニーズも増えている。顧客のそれぞれの要望に応えていきたい」と話していました。
紳士服業界はネット通販との競争が激しくなる中、男性用のスーツの売り上げは伸び悩んでおり、新たな需要の開拓が課題となっています。
-- NHK NEWS WEB