先月29日、インドネシアのジャワ海にＬＣＣ＝格安航空会社の旅客機が墜落した事故で、インドネシアの運輸当局は、飛行データを記録するフライトレコーダーが海中から回収されたと明らかにしました。
先月29日、ジャカルタから乗客乗員189人を乗せて北部のバンカ島のパンカルピナンに向かっていたインドネシアのＬＣＣ＝格安航空会社、ライオン・エアのボーイング737型機が離陸後まもなくしてジャワ海に墜落しました。
救難当局は、この事故で乗客乗員全員が死亡したという見方を示しています。
インドネシアのブディ運輸大臣は、１日記者会見を開き、墜落した海域で捜索をしているインドネシア海軍のダイバーが、飛行データが記録されたフライトレコーダーを回収したと明らかにしました。
一方で、操縦室のやり取りを記録するボイスレコーダーについては捜索を続けていると話しています。
運輸当局は、回収されたフライトレコーダーを詳しく分析するとともに、ライオン・エアに対して技術担当の幹部や事故機の整備を担当した社員を職務から外し、調査に協力させるよう指示し、事故原因の解明を急ぐことにしています。
-- NHK NEWS WEB
