リニア中央新幹線の開業に向け、名古屋市は、名古屋駅の東口側の駅前にある大型のモニュメントを来年度から撤去する方向で最終調整しています。モニュメントは、平成元年に設置されたもので、平成の終わりとともに名古屋駅前のランドマークがまた1つなくなることになります。
名古屋市は、9年後の2027年に予定されるリニア中央新幹線の開業に向け、名古屋駅周辺を改めて整備する方針です。
このうち、名古屋駅の東口側には、「飛翔」と名付けられた高さ23メートルの円すいのような形をしたステンレス製のモニュメントが、駅前の交差点の真ん中に設置されていますが、市は、駅前の再整備に向けて、来年度から撤去する方向で最終調整しています。
「飛翔」は、平成元年に設置され、過去には噴水としても使用されたほか、今月7日からも周辺の企業で作る協議会がライトアップを計画するなど親しまれてきましたが、撤去されれば、平成の終わりとともに、名古屋駅前のランドマークがまた1つなくなることになります。
名古屋市は、モニュメントの跡地や現在はロータリーとなっている駅前の土地に、大型の広場や一般車両用とタクシー用の2つのロータリーなどを整備することを検討していて、今後、JR東海や駅周辺の関係者などと調整を急ぐ方針です。
-- NHK NEWS WEB