世界のスマートフォンの最新の3か月間の出荷台数が1日、発表され、最大手の韓国のサムスン電子が大きく減らしたことから、全体で6%減る一方、メーカー別のシェアは割安なスマートフォンを販売する中国メーカーの躍進が目立っています。
アメリカの調査会社IDCによりますと、ことし7月から9月までの3か月間に世界で出荷されたスマートフォンの台数は3億5520万台で、去年の同じ時期より6%減りました。
これは、韓国のサムスン電子が13.4%の大幅な減少となったことが主な要因です。
メーカー別のシェアは、サムスン電子が20.3%で首位を維持し、次いで中国のファーウェイが14.6%、アメリカのアップルは13.2%で3位でした。
3か月前にアップルを初めて抜いたファーウェイは、引き続き各国で販売を伸ばし、じりじりとサムスン電子を追い上げています。
また、4位はインドやインドネシア、スペインなどで伸びている中国のシャオミで9.7%、5位はことし日本でも販売を始めた中国のOPPOで8.4%と、割安なスマートフォンを販売する中国メーカーの躍進が目立っています。
IDCは「出荷台数は、世界全体で4四半期連続の減少となり、スマホ市場の将来に疑問も出てくる」として、市場の拡大に慎重な見方を示しました。
-- NHK NEWS WEB