オウム真理教から名前を変えた「アレフ」に関連する取材で、NHK札幌放送局が行った住民のインタビューの音声ファイルを取り込めるメールを、担当のディレクターが誤ってアレフ側に送信しました。NHKは関係者に謝罪するとともに情報の取り扱いを一層厳格にし、再発防止に努めていきます。
誤って送信されたのは、NHK札幌放送局の取材班が、札幌市内にあるアレフの施設の関連取材で行った住民へのインタビューの内容を文章化してもらおうと、業者に依頼したメールです。
このメールには住民6人のインタビューの音声ファイルを取り込めるアドレスが入っていましたが、1日、担当のディレクターが誤ってアレフの広報部にも送っていました。
NHKは2日、ファイル送信システムの運営会社に連絡して音声ファイルを取り込むことができない状態にしたほか、アレフにもメールの削除を依頼しました。
またインタビューに応じた人のうち、連絡先がわかった人については経緯を説明したうえで謝罪しました。
NHK札幌放送局は「関係者に深くおわびします。報道現場での情報の取り扱いを一層厳格にし、再発防止に努めます」というコメントを発表しました。
-- NHK NEWS WEB