時速280キロと東海道新幹線「のぞみ」並みのスピードで車を暴走させたとして、大阪市の35歳の男が道路交通法違反の疑いで書類送検されました。男は、このときの様子を撮影した動画をインターネット上に投稿していて、調べに対し「みんなに見てほしかった」などと供述しているということです。
インターネットの動画投稿サイト「YouTube」に車が暴走している様子が投稿されていると、ことし5月、大阪府警に通報がありました。
警察が動画を調べたところ、大阪と奈良を結ぶ自動車専用道路「第2阪奈道路」のトンネル内で、スポーツタイプの車が制限速度を220キロも上回る時速280キロで走る様子が確認されました。
時速280キロは東海道新幹線「のぞみ」の最高時速285キロとほぼ同じスピードです。警察は危険で悪質な運転として捜査を進めた結果、大阪・城東区の35歳の無職の男が運転していたことがわかり、5日、道路交通法違反の疑いで書類送検しました。
男は、このときの様子を撮影した動画を「YouTube」に投稿していて、調べに対し「最高速度を制御するリミッターを外した車を買ったので、性能を試したかった。みんなに見てほしかった」などと容疑を認めているということです。
動画投稿サイトには車などが暴走する様子がたびたび投稿され、ことし3月には、東京湾アクアラインを時速239キロでオートバイを運転したとして会社員が書類送検されています。
-- NHK NEWS WEB