経団連は入会できる企業の規定を12年ぶりに見直しました。資産規模が小さくても入会できるように改め、IT企業やベンチャー企業を増やすのが狙いです。
経団連は入会資格を定めた規定のうち、会社の純資産額について「10億円以上」としていた条件を「1億円以上」へと引き下げました。
この条件に満たない場合でも、経団連の会員となっている業界団体などに加盟していれば入会を認めることになりました。
入会についての規定の見直しは12年ぶりで、IT系やベンチャー、地方の会社などにも入会しやすくして、幅広く加盟企業を増やしたい狙いがあります。
これについて経団連の中西会長は記者会見で「今の経団連には伝統的な大企業が多いという側面は否定できない。自由かったつにいろいろな人が入ってきて、本当の意味で経済界を代表できる組織にしていくことが必要だ」と述べました。
-- NHK NEWS WEB