ことし9月、台風24号が接近した際、首都圏の全域で初めて計画運休を行ったJR東日本は、今後、計画運休を実施する可能性がある場合は、見通しを含めた情報を前日から発表する方針を決めました。
これは、JR東日本の深澤祐二社長が6日、定例の記者会見で明らかにしました。
JR東日本は、ことし9月、台風24号が接近した際、首都圏の全域では初めて在来線のすべての運転を取りやめる計画運休を行いました。
この計画運休をめぐっては、利用客の安全確保の面では適切だったと評価する声があった一方で、当日の午後になってからの発表は遅すぎるという指摘も相次ぎました。
このため、JR東日本は、今後、計画運休を実施する可能性がある場合は、見通しを含めた情報を前日から発表する方針を決めました。
報道機関への広報や会社のホームページでの発表だけでなく、より多くの利用客に情報が届くようSNSなどを活用していきたいとしています。
JR東日本の深澤社長は「予報の変化も踏まえて適時的確に運用し、できるだけ早く情報が伝わるよう、可能性も含めて発表するよう取り組んでいく。外国人利用者にも対応できるよう多言語で情報を発信する具体的な準備も進めている」と述べました。
-- NHK NEWS WEB