ことし6月、徳島県阿南市のバス会社が運行する高速バスの運転手が、同乗していた指導員と口論になって運転を拒否し、乗客がパーキングエリアでおよそ1時間待たされるトラブルがあったことが分かりました。
四国運輸局などによりますと、ことし6月、徳島県阿南市のバス会社「フロンティアK」が運行する大阪行きの高速バスで、50代の男性運転手が同乗していた指導員とギアの操作について走行中に口論になりました。
運転手は淡路島にあるパーキングエリアに停車したあと運転を拒否したため、17人の乗客が後続の大阪行きのバスが来るまでのおよそ1時間待たされたということです。
バス会社によりますと、運転手はこのトラブルの2日後に退職したということです。
「フロンティアK」の社長で「海部観光」の打山昇会長は「乗客の皆様に深くおわび申し上げます。今後こうしたことがないように指導員が力を合わせて運転手の研修を行い、信頼回復に努めます」と話しています。
一方、四国運輸局では乗客から苦情を受けて、「フロンティアK」とグループ会社の徳島県阿南市の「海部観光」の営業所に監査を行った結果、一部の運転手に安全面の指導などが適切に行われていなかったとして、先月24日付けでそれぞれ文書警告を行いました。
-- NHK NEWS WEB