自動車メーカーのSUBARUが、検査の不正を公表したあとも不正を続けていたことについて、石井国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、根深い問題で極めて遺憾だとしたうえで会社側に再発防止の徹底を求める考えを示しました。
SUBARUでは、ブレーキ性能などの検査の不正がすでに明らかになっていますが、5日になって、問題を公表したあとも不正を続けていたことを明らかにし、追加で10万台をリコールすると発表しました。
これについて、石井国土交通大臣は、閣議のあとの記者会見で、「再発防止に取り組む中でごく最近までずさんな検査が続けられており、会社の調査でも把握できなかったことは、再発防止に対する姿勢に疑問を抱かざるをえない。問題の根深さを示すもので極めて遺憾だ」と述べました。
そのうえで石井大臣は「会社からの報告の内容や、すでに行った立ち入り検査の結果を精査し、さらなる対応が必要な場合には厳正に対処する」と述べ、会社側に再発防止の徹底を求めていく考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB