16日未明、茨城県土浦市の国道の交差点で、覆面パトカーに追跡されて逃走していた軽乗用車が大型トラックに衝突し、軽乗用車に乗っていた18歳と19歳の少年2人が顔や頭に大けがをしました。
16日午前1時ごろ、茨城県土浦市の片側2車線の県道で、車線をまたいで走行している軽乗用車を覆面パトカーが見つけました。
軽乗用車は停止の呼びかけに従わずに逃走したため、覆面パトカーが赤色灯をつけサイレンを鳴らしながら追跡したところ、信号無視をして1キロ余りにわたって逃げました。
その後、覆面パトカーが追跡をやめた直後に、軽乗用車はおよそ200メートル先の国道と県道が交わる交差点で、大型トラックに衝突したということです。
この事故で軽乗用車を運転していた牛久市に住む18歳の無職の少年が顔の骨を折ったほか、助手席に乗っていた龍ケ崎市の19歳の会社員の少年も頭を打つなどの大けがをしました。大型トラックを運転していた47歳の男性にけがはありませんでした。警察は、事故の詳しい状況を調べています。
茨城県警察本部交通機動隊の小室拓男副隊長は「現時点でパトカーの追跡行為に問題があったとは考えていない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB