鹿児島市で6日、走行中の路線バスの座席の下から、突然熱い蒸気のようなものが噴き出して乗客1人が軽いけがをし、警察はバスを詳しく調べています。
6日午後7時半ごろ、鹿児島市広木を走っていた鹿児島交通の路線バスの車内で、座席の下から、突然熱い蒸気のようなものが噴き出しました。
警察によりますと、バスには10人ほどが乗っていましたが、このうち乗客の男性1人が足に軽いけがをしました。
警察は事故の原因を明らかにするため7日夕方、市内の営業所にあるバスに乗り込み、座面を取り外して座席の下の配管などを調べました。
会社によりますと、バスは、平成8年の製造で、暖房などに使うため車内を循環している熱水が、何らかの原因で噴き出したのではないかと見られるということです。
また7日、同型の路線バスおよそ30台について、緊急点検を行いましたが異常は見つからなかったということです。
鹿児島交通は「被害を受けた方にお見舞い申し上げるとともに乗客の皆様におわび申し上げます。安全運行のため車両の点検や再発防止を徹底します」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB