8年前、京都市の会社社長の住宅に宅配業者を装った男が押し入り現金およそ1億円を奪って逃げた事件に、別の事件で逮捕・起訴された男とその知り合いが関わっていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は8日にも2人を強盗傷害の疑いで逮捕する方針です。
8年前の平成22年9月、京都市左京区の会社社長の住宅に宅配業者を装った男が押し入り、社長の妻にナイフを突きつけたうえ縛るなどしてけがをさせ、現金およそ1億円を奪って逃げました。
警察は強盗傷害事件として捜査を続けていましたが、捜査関係者によりますと、平成28年、島根県出雲市の住宅に同じように宅配業者を装って押し入ったとして実刑判決を受けたほか、別の事件でも逮捕・起訴された44歳の男が、京都市の事件に関わっていた疑いが強まったということです。
男は、知り合いの59歳の女から被害者の家に大金が置かれているという情報を得ていた疑いがあるということで、警察は8日にも2人を強盗傷害の疑いで逮捕し、事件のいきさつについて詳しく調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB