中間選挙明けの7日のニューヨーク株式市場は、選挙結果が予想の範囲内だったとして安心感が広がったうえ、トランプ大統領の記者会見を受けてさらに値上がりし、ダウ平均株価は、前日に比べて500ドル以上高い大幅な値上がりとなりました。
7日のニューヨーク株式市場は、中間選挙の結果が予想の範囲内だったとして安心感が広がり、取り引き開始直後から買い注文が集まりました。
さらに取り引き時間中に行われたトランプ大統領の記者会見で、新たな減税の実施のために民主党との連携に言及するなど、経済政策に大きな変更はなく、議会の「ねじれ」にも柔軟な対応を取ると受け止められ、株価は一段と値上がりしました。
7日のダウ平均株価の終値は、前の日に比べて545ドル29セント高い2万6180ドル30セントで、先月9日以来となる2万6000ドル台を回復しました。
市場関係者は「選挙結果を受けて、議会の制約を比較的受けにくい通商政策では中国などに対してさらに強硬になるのではないかという懸念はあるが、会見で表明した野党との連携という現実的な路線を市場が好感した」と話しています。
-- NHK NEWS WEB