8年前、京都市の会社社長の自宅に宅配業者を装った男が押し入り、現金1億円を奪って逃走した事件で、警察は、当時、国会議員の公設秘書だった男らを強盗傷害などの疑いで逮捕しました。
平成22年9月、京都市の会社社長の自宅に宅配業者を装った男が押し入り、妻にナイフを突きつけて手を縛るなどし、現金1億円を奪って逃走しました。
この事件で、警察は別の事件で逮捕・起訴された上倉崇敬容疑者(44)と、知り合いの西谷真弓容疑者(59)を強盗傷害などの疑いで逮捕しました。
上倉容疑者は、おととし、島根県出雲市で高齢者の自宅に宅配業者を装い押し入ったなどとして、懲役5年の判決が確定し服役中で、捜査関係者によりますと、今回の事件にも関わっているという情報が寄せられ、防犯カメラの映像などから逮捕したということです。
警察によりますと、上倉容疑者は事件当時、自民党の二之湯智参議院議員の公設秘書を務めていました。
警察は西谷容疑者から被害者の家に多額の現金があるという情報を得て事件に及んだとみて、いきさつなどを調べることにしています。
警察は2人が容疑を認めているか明らかにしていません。
元公設秘書が逮捕されたことについて、二之湯智議員の事務所は「驚きと信じられないという思いに尽きます」と話しています。
-- NHK NEWS WEB