パナソニックは、自転車シェアリングのサービスで中国最大手の企業と提携し、来年度中に国内でこの分野に参入する方針を明らかにしました。
パナソニックが提携するのは、日本を含む世界の200以上の都市で自転車シェアリングのサービスを手がける中国企業「モバイク」です。
両社は、スポーツタイプの電動アシスト自転車にQRコードやGPS機能など、貸し出し用のシステムを取り入れた新たな自転車を共同で開発します。そのうえで、来年度中に国内のリゾート地などで自転車シェアリングのサービスを始めるとしています。
スマートフォンで手軽に利用したり料金を支払ったりできる自転車シェアリングは、国内でも市場の拡大が期待されているということで、記者会見したパナソニックの片山栄一執行役員は「モバイクのノウハウとパナソニックの技術力を組み合わせることで、新たなシェアリング事業の可能性を探っていきたい」と話していました。
パナソニックは先月、中国の大手外食チェーンとともにロボットを使った外食の自動化ビジネスを進めることを決めるなど、このところ中国企業との提携を積極化させています。
-- NHK NEWS WEB