来年、新たに携帯電話事業に参入する楽天は、通信料金について「期待に応える価格戦略でいきたい」として、大手3社が携帯電話料金の値下げの検討を相次いで表明する中、価格戦略でも対抗する姿勢を明確にしました。
これは楽天の山田善久副社長が8日に開いた記者会見で明らかにしたものです。
楽天は子会社を通じて、来年10月に携帯電話事業に参入する予定ですが、山田副社長は通信料金について「最終的な価格戦略を決めるのはこれからだが、期待をされていると思うので、期待に応える価格戦略でいきたい」と述べ、このところ大手3社が携帯電話料金の値下げの検討を相次いで表明する中、価格戦略でも対抗する姿勢を明確に打ち出しました。
また、楽天は当面は東京23区、大阪市、名古屋市を除くエリアでKDDIの通信網を利用するとしていますが、山田副社長は「グループからかなりの人数を投入して、基地局の整備に向けて取り組んでいる」と述べ、2026年3月までに順次、自前で整備するとしている全国の通信網を前倒しして対応する考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB