国会議員の元公設秘書らが京都市の会社社長の住宅に押し入り、現金1億円を奪ったなどとして逮捕された事件で、元秘書は事件の直後に高級外車を購入していたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は奪った金を購入費などにあてていたとみて調べています。
国会議員の元公設秘書、上倉崇敬容疑者(44)は在職中の平成22年9月、京都市左京区の会社社長の住宅に押し入り、妻をナイフで脅すなどして軽いけがをさせたうえ、現金1億円を奪ったとして8日、知り合いの西谷真弓容疑者(59)とともに強盗傷害などの疑いで逮捕されました。
警察は、社長の家に多額の現金があるという情報を西谷容疑者から聞いて犯行におよび、その後、奪った金の一部を渡していたと見て調べています。
また、捜査関係者によりますと、上倉容疑者は事件の直後、イタリアの高級外車「フェラーリ」を購入していたということで、警察は奪った金を購入代金などにあてていたとみて調べています。
警察は、逮捕した2人の認否を明らかにしていませんが、接見した弁護士によりますと上倉容疑者は「見込み捜査をしているのではないか」などと容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB