アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」は、ツイッターの投稿などで物議をかもしてきたイーロン・マスクCEOのいわば、お目付け役として、オーストラリアの大手通信会社の女性幹部が会長に就任したと発表しました。
テスラの新しい会長に7日、就任したのは、オーストラリアの大手通信会社テルストラで財務などの責任者だったロビン・デンホルム氏です。
テスラによりますと、デンホルム氏は、オーストラリアとアメリカの通信業界での経験が長く、2014年からテスラの独立取締役を務めていたほか、トヨタ自動車に勤務したこともあるということです。
アメリカ証券取引委員会は、テスラ株を非公開にするという計画をめぐるイーロン・マスクCEOのことし8月のツイッター投稿が投資家を欺いたとして、裁判所に提訴しました。
その後、マスク氏とテスラがそれぞれ日本円でおよそ22億円の罰金を支払い、マスク氏が兼任していた会長職を退任し、後任には外部の独立した人物を据えることなどで和解しました。
デンホルム氏は、いわば、お目付け役として会長に就任した形で、「持続的な会社の利益と長期的な株主の価値を上げるためにマスク氏やテスラと協力していく」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB