8日、名古屋市の路上で男性が男に体当たりされ、およそ3800万円が入ったバッグを奪われた事件で、バッグを奪った男とは別の男が逆の方向へ走り去る姿が目撃されていたことが、警察への取材でわかりました。現場近くでは走り去る不審な黒い車も目撃されていて、警察は複数の人物による犯行とみて捜査しています。
8日午後2時半ごろ、名古屋市中区栄の路上で78歳の男性が後ろから男に体当たりされたうえ、およそ3800万円が入ったショルダーバッグを奪われ、警察は強盗事件として捜査しています。
警察によりますと、現金は、男性と一緒にいた女性の勤め先が不動産を売却して得たもので、この会社の社長に頼まれて市内の金融機関で受け取り、2人で会社の事務所まで運ぶ途中だったということです。
これまでの調べで、バッグを奪った男は東の方向へ走って逃げたことがわかっていますが、これとは別の男が、事件直後に現場から西の方向へ走り去る姿が目撃されていたことが、警察への取材で新たにわかりました。
また、直後に不審な黒い車が走り去る様子も目撃されていて、警察は複数の人物による犯行とみて防犯カメラの映像を解析するなど捜査を進めています。
-- NHK NEWS WEB