先月29日、インドネシアのジャワ海にLCC=格安航空会社の旅客機が墜落し、乗客乗員189人全員が死亡したとみられる事故で、救難当局は、10日で捜索活動を打ち切りました。
一方、事故原因を解明するため、操縦室での会話を記録したボイスレコーダーの捜索は続けるとしています。
この事故は、先月29日、インドネシアの首都ジャカルタから北部のバンカ島に向かっていたインドネシアのLCC=格安航空会社、ライオン・エアのボーイング737型機がジャワ海に墜落したものです。
乗客乗員189人は、全員、死亡したとみられ、救難当局が墜落した海域で捜索活動をしてきた結果、これまでに一部の人の遺体を発見しました。
しかし、9日から10日にかけて遺体を発見することができなくなったことなどから、当局は、10日で捜索を打ち切ったと発表しました。
一方、操縦室での会話を記録したボイスレコーダーは、まだ発見されておらず、当局が捜索を続けることにしています。
運輸当局によりますと、これまでの調査で、墜落事故が起きる前、直近の3回のフライトで、旅客機の速度計に異常がみられたことが分かったということで、事故との関連が調べられています。
-- NHK NEWS WEB