「ソフトバンクグループ」の子会社で、携帯電話事業を手がける「ソフトバンク」が来月、東京証券取引所に上場することが決まりました。市場から調達する資金はおよそ2兆6000億円と、過去最大規模になる見込みです。
東京証券取引所は、「ソフトバンクグループ」の子会社で、携帯電話事業を手がける「ソフトバンク」の上場を12日、承認しました。
上場は来月19日の予定で、今の時点の想定価格を元にした時価総額はおよそ7兆1800億円と、ことし最大の上場になる見込みです。
上場にあたって売り出される株式は全体の36%余りで、市場から調達する資金はおよそ2兆6400億円に上る計算になります。
これは、昭和62年に「NTT」が上場した際のおよそ2兆2000億円を上回っていて、過去最大の規模になる見込みです。
「ソフトバンク」が上場すると、親会社とともに、いわゆる「親子上場」となることから、東証は、経営の独立性が保たれているか審査を進めていましたが、会社側が取締役の役割分担を進めたことなどから、問題がないと判断しました。
親会社の「ソフトバンクグループ」は、上場で得る資金をAI=人工知能などの分野の投資に充てる考えです。
-- NHK NEWS WEB