12日夕方、JR中央線の快速電車が、東京の八王子駅で停車位置をおよそ10メートル行き過ぎ、非常ブレーキで止まりました。乗客にけがはありませんでしたが運転士が、当時、寝ていた可能性があるということでJR東日本は、安全運転に徹するよう指導を徹底していくとしています。
12日午後5時半前、JR中央線の東京発高尾行きの下りの快速電車が、八王子駅のホームで、停車位置をおよそ10メートル行き過ぎて停車しました。
JR東日本八王子支社によりますと、この電車は30代の男性運転士が運転していましたが、車掌が減速が十分でないことに気付き、非常ブレーキをかけて停車させたということです。その後、電車をバックをさせて本来の停車位置に戻し3分遅れて運転を再開したということです。乗客およそ500人にけがはありませんでした。
会社が男性運転士に事情を聞いたところ、「一時的に寝ていた可能性がある」と話しているということで、JR東日本八王子支社は、「お客さまにご不安を与えてしまい、大変申し訳ございません。今回の事象を重く受け止めて安全運転に徹するよう指導、教育を徹底してまいります」としています。
-- NHK NEWS WEB