週明け12日のニューヨーク株式市場は、アップルなどIT関連企業の業績について慎重な見方が出たことやドル高が進んだことで輸出関連企業などに売り注文が広がり、ダウ平均株価は先週末に比べて600ドルを超す大幅な値下がりになりました。
12日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末に比べて602ドル12セント安い2万5387ドル18セントと大幅に値下がりしました。
この日は、アップルと取り引きがある部品メーカーの受注量が減少していると伝わるとアップルの株価が大きく下落し、IT企業の業績に慎重な見方が出て売り注文が広がりました。このため、ハイテク関連株が中心のナスダック市場も先週末に比べて2.7%下がり大幅な値下がりとなりました。
市場関係者は「これまで株価を引っ張ってきたIT関連株の値下がりが相場全体に影響を及ぼした。またこのところドル高が進んでいることで、輸出関連企業の収益が減少するという見方も売り注文につながっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB