スパイダーマンやX−Menなど数多くのヒーローを生み出したアメリカン・コミックの原作者、スタン・リー氏が12日、亡くなりました。95歳でした。
スタン・リー、本名スタンリー・マーティン・リーバ−氏は、ニューヨーク生まれで、10代で叔父の経営する漫画出版会社に入り、漫画の原作に関わるようになりました。そして1960年代にはヒーローコミックを手がけ、スパイダーマンをはじめ、アイアンマンやXーMen、アベンジャーズなどを次々と生み出しました。
スタン・リー氏が生み出したヒーローは、ふだんは一般市民として暮らすなど、生活感あふれる設定が多くの人に受け入れられ、漫画にとどまらず、映画界にも大きな影響を与えました。去年12月には、漫画やアニメをテーマにしたイベント「東京コミコン」にも参加し、日本のファンにも元気な姿を見せていました。
リー氏が名誉会長を務めていた娯楽企業マーベルと親会社のウォルト・ディズニーは12日、「深い哀悼の意を表し、マーベルコミックスの偉大なクリエイターである彼を忘れない」などとする声明を発表しました。
地元メディアによりますと、リー氏は肺炎を患い12日朝、ロサンゼルスの自宅から搬送された先の病院で亡くなったということです。
-- NHK NEWS WEB