人材派遣の旧「グッドウィル・グループ」の創業者の折口雅博元会長が、ことし2月、首都高速道路で制限速度を超える時速147キロで乗用車を運転したとして、起訴されていたことが分かりました。
起訴されたのは、旧「グッドウィル・グループ」の元会長の折口雅博被告(57)で、13日東京地方裁判所で初公判が開かれました。
起訴状などによりますと、折口元会長はことし2月25日の未明、東京・中野区の首都高速道路のトンネル内で、制限速度を87キロ超える時速147キロで乗用車を運転したとして、道路交通法違反の罪に問われています。
初公判で折口元会長は「間違いありません」と起訴された内容を認めたうえで、「仕事のことを考えていて、道路標識を見落としてしまった。心から反省していて、二度と車の運転はしません」と述べました。
折口元会長は、現在アメリカで会社を経営し、日本にある関連会社の社用車を運転していたということです。
検察側は「重大な事故を起こしかねない状況で、酌量の余地はない」として、懲役3か月を求刑しました。
-- NHK NEWS WEB