横浜市の商店街で帰宅途中の34歳の女性が刃物で刺されて大けがをした事件で、強盗殺人未遂の疑いで逮捕された71歳の男が、「2か月ほど前から刃物を隠し持って外出していた」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。一方、現場に刃物は残されておらず、警察が凶器の特定を進めています。
11日の未明、横浜市神奈川区の商店街で帰宅途中だった34歳の会社員の女性が、背中などを刃物で刺されて大けがをした事件では、防犯カメラの映像などから、近くに住む無職の近江良兼容疑者(71)が12日夜、強盗殺人未遂の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、調べに対し「金を奪う目的だった」などと容疑を認めているということです。
また、その後の調べに「2か月ほど前から刃物を隠し持って外出していた。護身用のつもりだった」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
防犯カメラには、近江容疑者が女性を一度刺したあとも、執ように追い回す様子が写っていましたが、現場では、刃物は見つかっていないということです。
警察は事件の詳しいいきさつを調べるとともに、凶器の特定を進めています。
-- NHK NEWS WEB