風疹の患者が増えていることを受けて、自民党の小泉進次郎厚生労働部会長は、経団連に対し、従業員に予防接種の確認を呼びかけるなど風疹撲滅への協力を求めました。
風疹は、ことし、患者が大幅に増えていて、子どもの頃にワクチンを接種していない30代から50代の男性が感染の中心となっています。
これを受けて、自民党の小泉進次郎厚生労働部会長は、経団連の会合に出席し、「働き盛りの現役世代を多く抱えている企業にできることは大きい」と述べ、中西会長をはじめ、およそ350人の企業経営者らに、風疹撲滅への協力を求めました。
そして従業員に対し、予防接種を受けたかどうか確認するよう呼びかけることや、風疹に感染した疑いのある従業員は休ませ、医療機関を受診するよう促すなどの配慮を要請しました。
このあと小泉氏は記者団に対し、「経済界に呼びかけたので、次は、政府が動かなければならない。風疹の撲滅に向けた予算措置を含め、政府にさらなる対応を求めたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB