2020年東京オリンピック・パラリンピックをきっかけにランニングの愛好者を2000万人に増やすことを目指す新たなプロジェクトが始まりました。
日本陸上競技連盟は13日、都内で記者会見を開いて「RunLink」と名付けた新たなプロジェクトを発表しました。
具体的には全国で2000を超える市民マラソン大会について、ランナーのタイムなどを一元的に集約した新たなデータベースを構築して、自分の成長やランナーどうしの競い合いを促すような環境を作ることや、大会の保険を充実させ出場しやすい環境を整えることなどを進めるとしています。
会見にはランニングの愛好者でプロジェクトのアドバイザーを務める脳科学者の茂木健一郎さんや実業家の堀江貴文さんが出席し、堀江さんは「大会に出るだけではなく、会社やサークルの“隙間の時間”で定期的に走れるようなイベントも提案したい」と話していました。
プロジェクトでは現在900万人と言われているランニングの愛好家を2040年には2000万人まで増やすことを目指しています。会見に出席したスポーツ庁の鈴木長官は、2020年東京大会を踏まえ「競技力向上だけでなく市民がスポーツを楽しむ環境を整えることが大事だ。楽しみながら走る人が増えるようにこうした取り組みを広げてほしい」と期待を寄せてしました。
-- NHK NEWS WEB